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大迫電気株式会社は、半導体製造装置の制御盤製作を1990年代から行っています。半導体は集積率が18カ月で倍になると言われるぐらい技術のイノベーションが激しい世界です。その半導体業界に長い間身を置き光り輝く大迫電気はウエハ表面へ露光しマスクパターンを焼き付ける装置や、ウエハチップの回路パターンの検査装置の制御盤を、量産してきました。業界装置や技術の発展とともに求めらえれる品質や技術は高くなっていきましたが、大迫電気では機器の取り付けから配線技術まで全てにおいて向上を続け世界に認められる存在になりました。
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制御盤は限られたスペースの中に電気機器や制御機器を配置し電気配線する電気ユニット品です。そのため制御盤の内部は不要な磁界やノイズなどが発生します。制御機器の中には不要な磁界やノイズの影響を受けてしまう物があります。そういった場合は影響を受けないように保護対象の機器を守るためノイズ対策機器を設置します。その代表的なノイズ対策機器が回路内に接続するノイズフィルタやサージアブソーバー、配線を挟み込む形や配線を通す形でノイズを除去するフェライトコアやノイズを遮断する金属ケースなどがあります。そうしたノイズ対策においても限られたスペースの中でいかに効率よく配置できるかなど高い技術力が求められます。そういった要望にも大迫電気は応えてきました。
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4半世紀以上半導体業界に身を置き制御盤を量産してきました。その実績と経験をもとに大迫電気社内で各工程の作業の品質の向上及び作業の標準化を進め品質トラブルを未然に防ぐように取り組んできました。その結果各工程ごとに細部にわたり作業標準を設定し、その指示書に従い作業をおこなうようにいたしました。指示書は工程によっては何百ページにもわたることもありますが、作業標準を徹底することで、制御盤の品質を保つことに成功しております。また作業が標準化されていることで、最終工程の検査・確認工程でも漏れのない作業が可能となっています。